[2017.07]ワールド・オブ・マズルカ・フェスティバルをたずねて
ヤヌシュ・プルシノフスキが牽引するワルシャワの農村マズルカ・リバイバル(▲写真上中央がワルシャワの伝統音楽シーンを牽引するヤヌシュ)
文●野崎洋子
4月中旬、ワルシャワにやってきた。この地を代表するフィドル奏者にしてマルチ楽器奏者、音楽プロデューサーのヤヌシュ・プルシノフスキが主宰する「ワールド・オブ・マズルカ・フェスティバル」の視察のためだ。ショパンはこの国に生まれ、現役時代をフランスで過ごしたが、彼の心はいつも祖国にあった。そして、今、ショパンが書いた多くの楽曲のインスピレーションの源である「農村マズルカ」が、ワルシャワの伝統音楽シーンで熱い盛り上がりをみせている。
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